<私の恩人>感動秘話!加藤浩次 俺のすべてはコイツから始まっている
タレント・加藤浩次さん(44)が、約12年ぶりとなるコントライブ「イルネス共和国」を行います。お笑いコンビ「極楽とんぼ」として89年にデビューするも、相方・山本圭一さん(45)のトラブルで、06年からはピンとして活動。ライブは01年にコンビで開催して以来となりますが「(山本のトラブルから)7年ほど経って、自分の中でも傷が癒えた部分があったのか、ポンと『やってみようか』となったんです。山本がいれば、もっと早くやっていたでしょうし、やっていて当然だったんでしょうけど」と心境を吐露しました。ある種、“山あり谷あり”の加藤さんの芸能人生ですが、今日まで乗り越えてこられたのは、ある親友への思いがあったからだと言います。
■恩人は小学校からの幼なじみ 僕の恩人は東藤正憲(とうどう・まさのり)です。いったい誰なのか、分かんないですよね。地元・北海道の友人で「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)なんかで、ちょこっと映ったりもしてますけど、完全なる一般人ですからね。もっと有名な人の方がよかったですかね(笑)。でもね、俺のすべてはコイツから始まってるんです。 最初に会ったのは、小学3年生。地域のマラソン大会があって、そこで初めて見かけました。俺とは別の小学校だったんですけど「絶対、俺が1位になる!!」と吠えてるヤツが東藤だったんです。結局、東藤は27位、俺が3位でしたが(笑)。それから中学では同じ学校になって、一気に距離が縮まりました。毎日、ずっと一緒でした。 ■市内一番の進学校へ その頃から”恩人”だった 高校は別々のところに行きました。是非ともここだけはしっかり読んでくれる方に知ってもらいたいんですけど(笑)、俺は市内で一番の進学校で、東藤の高校は、当時は名前さえ書ければ入れるような感じだったかな…。とか何とか言いながら、高校時代もずっと一緒にいたんです。 俺らの高校は制服がなくて私服でした。当時、私服だったのはウチくらいでしたから、街にいても、すぐに分かるんですよ。だから、バスの席に座ってても他校の生徒から「どけや!!」と言われる。繰り返しますが、市内一番の進学校なので(笑)、そういう部分では、なめられてるところもありましたから。そんな時は助かりましたよ。東藤の名前を出せば、悠然と座ってられました。もう、その時点で立派な恩人です(笑)。 高校卒業して、東藤は地元の土建屋に就職。僕は進学校だったんですけど、東京に行こうという思いもあって、進学せずに運送会社に就職しました。就職した年の12月に冬のボーナスをもらって会社を辞めました。乗ってた車を売ったお金とボーナスを合わせて何十万円を作り、年が明けたら東京に出る予定を立ててたんです。車を売る相手も決まってました。