「光る君へ」道長に凄む僧侶・定澄が強烈と話題!演じているのは?
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の1日放送・第33回で左大臣・藤原道長(柄本佑)、朝廷を揺るがす人物として興福寺別当・定澄が初登場。わずか1分ほどの登場シーンだったにもかかわらず、その強烈な存在感がSNSを沸かせている。 【画像】美しい頼通(渡邊圭祐)登場!「光る君へ」第34回相関図 第33回「式部誕生」では、道長の狙い通りまひろの物語が見事に帝(一条天皇/塩野瑛久)の心を動かし、帝が藤壺に渡るめでたい展開に。道長がその褒美としてまひろに二人の思い出を刻んだ扇を贈り、感動的なシーンに酔いしれる視聴者が相次ぐ中、一瞬にして空気を変えたのが定澄だ。
彼は、藤原氏の氏寺である興福寺の別当。大和から3000もの僧兵を率いて京へとやってきた定澄は道長と顔を合わせるなり威圧的な態度で「我らの訴えを直ちに陣の定めにおかけくださいませ。それがならねばこの屋敷を取り囲み、焼き払い奉りまする」と凄んだ。
その強烈なインパクトにSNSでは「かっけー!」「貫禄あるわ!」「凄いの来た~」「夢に出てきそう」と興奮の声が続々。とりわけ「子泣き爺じゃ、夢見るぞ」のセリフが連呼されていたが、演じるのはスキンヘッドに口髭のスタイルで知られる赤星昇一郎。1983年にお笑いコントグループ「怪物ランド」としてデビューし、子泣き爺は彼の当たり役。「ウルトラマン」シリーズや戦隊シリーズなど特撮番組に多数出演。今年7月には、人食いザメの恐怖を描く特撮パニック映画『温泉シャーク』が公開された。
大河ドラマへの出演は「花の乱」(1994)、「秀吉」(1996)、「葵 徳川三代」(2000)「義経」(2005)、「功名が辻」(2006)、「平清盛」(2012)、「麒麟がくる」(2020)に続いて8度目となり、僧侶率が高い。
8月25日には赤星が「「光る頭へ」?? 間違えた!NHK「光る君へ」来週の9月1日 赤星の光る頭が登場します。眩しさに負けない様にサングラスを着用をお勧めします」と自身のXでユーモアたっぷりに出演告知。1日には自ら頭を剃る様子を収めた動画を投稿。「夢見るぞ」の一言も披露してファンを喜ばせていた。
第33回で定澄に脅迫されても「やってみよ」と毅然としていた道長だが、次回8日放送・第34回「目覚め」では道長が事の収拾に奔走するハメになる。定澄の要求とは何なのか……?(編集部・石井百合子)