「書店ゼロ」の24市を公表 「危機感持って」と財団
書店や出版社、取次会社などでつくる出版文化産業振興財団は18日、書店が1店舗もない市が8月時点で15道県の24市に上ると発表し、北海道芦別市や千葉県白井市、熊本県合志市など市名を公表した。「何かしないといけないと危機感を持ってもらうため、一石を投じた」としている。 集計対象は取次会社と販売契約を結んでいる、店舗のある書店で、インターネット書店や大学生協、古書店は含まれていない。 発表によると、書店ゼロの市があるのは他に茨城、埼玉、新潟、岐阜、奈良、徳島、福岡、長崎、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の各県。全国の書店数は、前回調査した3月時点の7973から7828に減少した。