古市憲寿氏 韓国の戒厳令とコロナ禍緊急事態宣言比較し「日本社会の方が怖い」反響多数「全く別物」過去投稿からのツッコミも
社会学者の古市憲寿氏が4日、Xに投稿したポストがさまざまな意見を集めた。 3日に、韓国の尹錫悦大統領が、野党が予算案に合意しないことなどを受け「国政がまひ状態にある」として「非常戒厳」を宣言。わずか6時間で解除された。 古市氏はXで「韓国の戒厳令を批判するのはいいけれど、その中には日本のコロナ時代の緊急事態宣言に協力的だったひとも多い。しかも、法に基づかない『お願い』ベースで、実質的な戒厳令が実現していた日本社会の方が怖いとも言える」と記した。 エッセイストの藤井セイラ氏はこの書き込みをリポストして、「わざと関係のない話をしてるのでしょうか」と疑問。「コロナ下はたしかに『日常』ではなかったけれど、公園で遊べたし、公権力の暴力におびえることもなかった。好きな音楽を聴いて好きな本を読み、発言もできた。移動も制限されていなかった。あれは緊急事態『宣言』であり、緊急事態条項とはまったく別物です。」と新型コロナウイルス感染拡大における緊急事態宣言と韓国の戒厳令を比較することがナンセンスであるとつづった。 他にも、「公衆衛生上の緊急措置(行動の自由制限)と戒厳令(政治的権利の失効)を同じ土俵に上げては駄目でしょう」「実質的な戒厳令と表現するのは如何なものか」などの声が。 古市氏が2020年4月3日に書きこんだ「戒厳令の夜に東京事変を聞くというのは、中々に味わい深い。いや別に、戒厳令なんて現代日本にはないけど。」を取り上げ、整合性を問う声もあった。