なぜ強い? 支持広げるトランプ前大統領 共和党候補者選び
日テレNEWS NNN
4年に1度、11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けて、共和党の候補者選びが始まります。初戦の舞台は記録的な寒さのアイオワ州です。返り咲きを狙うトランプ前大統領が支持を広げる一方、現職のバイデン大統領には、ある「逆風」が吹き荒れています。 ◇ アメリカ大統領選に向けた候補者選びの初戦を15日(現地時間)に控えたアイオワ州。 記者(アイオワ州・デイモン近郊、14日) 「マイナス27℃の中、トランプ大統領を一目見ようと支持者らが集会に入るために列を作っています」 集まっていたのは、トランプ前大統領の支持者です。 トランプ前大統領(アイオワ州・デイモン近郊、14日) 「君たちの1票で、我々はペテン師ジョー・バイデンを倒し、我々の国を取り戻し、アメリカを再び偉大な国にする!」
寒波に負けず、投票に行くよう訴えました。集会を前に、宿泊するホテルでも抜かりなく支持を呼びかけました。 アイオワは、選挙選の流れを作る大事な初戦です。しかし、トランプ氏は8年前ここで敗北していて、今回こそは勝利しようと力を入れているのです。 ◇ 長男のトランプ・ジュニア氏も、数多く集会を開き支持を訴えています。 ――選挙の後(日本との関係)はどうなる? トランプ前大統領の長男 トランプ・ジュニア氏(アイオワ州・デモイン近郊11日) 「バイデンが全てにおいて最悪だ。でもトランプが大統領に戻ったら、日本と素晴らしい同盟関係になるよ」 最新の世論調査では、共和党内ではトランプ氏が独走。ヘイリー元国連大使やフロリダ州のデサンティス知事を大きく引き離しています。
その“強さ”を支えるのが、白い帽子が目印の「コーカス・キャプテン」です。今回、陣営が初めて導入した各地域の責任者です。 コーカス・キャプテン(アイオワ州、13日) 「今回、地区の責任者として、あるリストを渡されました。『党員集会に来て支持するよう責任者が呼びかける人』というリストです。以前はそんなものありませんでした。今回は各地区を個別にターゲットにしている」