「吉川のプレーがあったからこそ、丸につながった」 窮地を救う吉川尚輝のファインプレーを笘篠賢治氏が大絶賛
◆ 「とにかくポジショニングがよかった」 巨人が広島相手にサヨナラ勝利。昨夜DeNAにやられた悪夢を一夜にして払拭してみせた。 試合は巨人・戸郷翔征と広島・床田寛樹が4回まで無失点の投げ合いを展開していたが、5回にまず広島が堂林翔太のソロで先制。巨人もその裏に吉川尚輝とエリエ・ヘルナンデスの連打で一気に逆転した。1点差のまま9回まで進み逃げ切りを図った巨人だったが、あと一人の場面でアルベルト・バルドナードが暴投し土壇場で追いつかれた。 連夜の延長戦となった10回裏、広島は抑えの栗林良吏を投入したが、1死から丸佳浩が打った瞬間それとわかるアーチをライトスタンドへ叩き込み、熱戦に終止符を打った。 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、勝負を分けた延長10回の攻防に着目した。 解説として出演した笘篠賢治氏は「やっぱり吉川のプレーがあったからこそですよね」と10回表の二死一・三塁から上本崇司のセンターへ抜けそうな打球に追いつき、1塁ランナーをセカンドで封殺した場面にフォーカス。「これ、誰もが抜けたかっていうところで。 ポジショニングもよかったと思うんですよ。上本というバッターに対して、1-2塁間を狭めるのか、センターラインを詰めるのとか、ここ迷うところなんですけれども、とにかくポジショニングがよかった。そして、最後まで諦めなかった。このプレーがあったこからこそ、丸につながったと思いますね」と吉川尚輝のスーパープレーを称賛。 続けて試合を決めた丸の一打には、ここまで栗林相手に13打数無安打、7三振と散々だったデータにも言及しつつ「しかし、こういったところ(ホームランが)で飛び出す丸。このところバッティングの調子いいですからね。切り込み隊長の1番が もったいないぐらいでね、岡本の後ろでええんじゃないかって思うぐらいなんですけど」と最近のコンディションの良さを強調。また「一時ちょっと力が落ちてきたんじゃないかななんていう時期もあったんですけど、やっぱり盛り返してきましたよね。ここからの活躍という部分で、ジャイアンツの勝利、得点にね、どんどん絡んでくるんじゃないかと思いますね」と予言した。 ディフェンスからオフェンスへ、見事に流れを持ち込んだこの日の巨人。この勢いのまま、明日も首位のカープを叩きに行く。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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