ソフトバンク山川が日本シリーズ初のどすこいポーズ 先制弾で勢い「声量が5倍くらい」
ソフトバンク6－3DeNA（27日、日本シリーズ） 4年ぶりの日本一奪還へ向かう勢いを、4番が加速させた。ソフトバンクは一回2死一塁で山川が先制2ラン。これが呼び水となり、四回までの6得点で大勢を決めた。「状況的に長打（が欲しい）というところだった。しっかり押し込む打撃ができてよかった」。最高の結果となり、ベンチ前では恒例のどすこいポーズを決めた。 【写真】始球式を行った車いすプロテニスプレイヤーの上地結衣 5－0で迎えた四回にも適時打を放って3安打。第1戦こそ無安打だったが、CSファイナルステージで打率5割、3本塁打などで最優秀選手（MVP）に輝いた打棒は好調をキープ。「もちろん（自分が）打って勝つのがベストですけど、昨日は打てなくても勝った。勝てばいい」と短期決戦であくまで勝利がすべてということを強調した。 指名打者制のない敵地では1番に柳田、3番に今宮を起用するなど、大きな変更を加えて臨んでいるが、4番は不動。小久保監督は「ゾーンに入っているような目をしてる」と期待度はさらに増している。 西武時代も含め、日本シリーズは初出場。「（ファンの）声量が5倍くらいに感じる」と独特の雰囲気は体感しながらも「その中でプレーできて楽しかった。緊張はない」と自然体で臨む。頼れる主砲のバットが日本一への道しるべになる。（大石豊佳）
