【特集】パリ五輪への出場かけ代表争いが白熱! それぞれの想いを抱き、世界の頂点目指す若きスケーターたち (読売テレビ「あすリートPlus」)
■「パリで連覇、最高の年に」初代女王・四十住さくら
新年1月3日、和歌山県岩出市。元気な姿を番組スタッフに見せてくれたのは、東京オリンピック新種目のスケートボードで金メダルを獲得した初代女王・四十住さくら(よそすみ・さくら)選手です。 (四十住)「ずっと目標にしてた金メダルを獲れて、本当に嬉しかったです」 東京で夢を叶えた彼女もまた、パリの出場枠をかけた代表争いに挑む一人です。初戦となった昨年2月の世界選手権ではミスが続き、最後の1本を残してまさかの最下位でしたが、最後のラストランで、バックサイド360オーリーが決まり、銅メダルを獲得しました。 (四十住)「1本、2本と失敗して、3本目に乗れたのでめっちゃ嬉しかったです。これからの課題も見えたので、それに向かって頑張ります」 パリオリンピックに向けて、好スタートを切った四十住選手でしたが、練習中に思わぬアクシデントが彼女を襲います。 (四十住)「アルゼンチンの練習に行ってて、こけたときに立てなくて、なんかおかしいなと思っていたんです。(検査をすると)後十字靭帯が断裂してしまってて…。残念でしたね、すごくショックでした」 右ひざのけがで思うように練習できない日々。それでも、四十住選手は持ち前の明るさと強さでしっかりと前を向き続けます。 (四十住)「オリンピックに出るためには、少しでもポイントを取らないといけないので。後悔したくないので、できるだけチャレンジしています」 ケガを抱えながらも、試合に出る選択をした四十住選手。昨年10月に開催された世界選手権では、痛みをこらえての出場となりましたが、最後の1本をフルメイク。全体7位で決勝進出を決めました。 (四十住)「ファイナルまでいけると思っていませんでした。可能性にかけて自分の中でチャレンジして乗れたので良かったです。本当に嬉しかったです」 続く決勝は8位で終わったものの、試合後には持ち前の笑顔も見られました。 (四十住)「決勝で滑れること自体が嬉しかったので、8位という結果だけ見たら残念な結果なんですけど、自分の中では今できることは全部出し切れたのでよかったなと思っています。好きなことで世界大会に出られているのが本当に幸せで、それで笑顔になれたんだと思います」 世界ランキング6位に入り、オリンピックイヤーを迎えた四十住選手の今の心境は…。 (四十住)「去年は今まで経験したことがないような怪我とか、いろいろ大変だったんですけど、今年は去年大変だった分、良いことがあると思って頑張ります」 【パリで連覇して最高の年にしたいです!】初詣の絵馬に託した想いを胸に、パリの大舞台を目指します。