北海道松前町の白神~札前を「秀逸な道」に認定
【松前】行政と地域が連携し道路を活用した景観づくりや地域振興に取り組む「シーニックバイウェイ北海道推進協議会」(事務局・道開発局)は、渡島西部4町と桧山南部5町で構成する「どうなん・追分シーニックバイウェイルート」のうち、松前町内の区間(白神~札前間18・9キロ)を「秀逸な道」に認定した。
秀逸な道はシーニックバイウェイのルート上で、特に魅力的な景観を有する道路を認定する。地域と道路管理者が連携して景観の保全に重点的に取り組む。これまで道内12カ所が秀逸な道に認定されており、今回は松前を含む3区間が新たに加わった。 9日に札幌市で認定式が行われ、同ルートの佐藤裕史会長(木古内町観光協会長)らが認定証を受け取った。同区間は渡り鳥が飛来する白神岬やサクラの名所、松前公園など観光スポットがあり、季節や潮の干満でさまざまな表情を見せる風光明媚な海岸線が続く。歴史文化の伝承活動や区間全域での美化活動を継続していることも評価された。 佐藤会長は「清掃やサイクル活動などの実績が評価された。取り組みが他の地域にも波及することを期待したい」と話した。
函館新聞デジタル