減り続ける「みどりの窓口」、混雑はいつ解消されるのか ネット販売増強や券売機の機能拡充で変わる?
■窓口の需要は今後も残る 今では新幹線や特急列車の利用はネット予約やチケットレスが当たり前のようになり、定期券もスマートフォンでの購入が浸透してきた。しばらく駅の窓口には出向いたことがないという人も多いだろう。混雑はこれらの利用がさらに浸透するまでの過渡期の現象とも考えられる。 だが、ネット予約などに不慣れな人の利用をはじめ、有人の窓口の需要は今後も一定程度残ることが予想される。また、発券がネットなどに移行したとしても、人に相談できる場所の存在は重要だ。JR東日本は鉄道利用や旅行についての相談などができる「駅たびコンシェルジュ」を設置しているが、こういったサービスの利用をもっとわかりやすくするなど、窓口を必要とする人への対応方法はこれからも重要な課題だろう。
小林 拓矢 :フリーライター