就寝前の「ほめ日記」で幸福度が上がる?1カ月間、自分の良いところを書き出してみた!
自分だけのエール本を作れる
ただ毎日書いているだけでも、塵も積もれば山となるで、気づけばそれが自分を全力で応援してくれるエール本になるのだ。「ほめ日記」は毎晩書くだけでも幸せな気持ちになり、自信にも繋がってくる習慣ではあるけれど、“その瞬間に感じる幸せ”だけではなく、“未来の自分も幸せにしてくれる”効果がある。もし挫けそうになったり前に進めなくなったら、自分がコツコツと集めてきたメッセージが詰まった「ほめ日記」からエールをもらうこともできるはず。なにも話さなくても一方的に伝えてくる“自分だけの応援歌”があなたの心を軽くしてくれるかもしれない。
自己肯定感が上がる
これはトライの最後の週で感じたこと。最初の週に比べて、自分のいいところを見つけるのが上手くなったり、起きた出来事からプラスの要素を引き出すスピードが早くなった。 うつ病の認知療法の創始者として知られるアーロン・ベックの理論によると、「悪い出来事が直接マイナスの思考を起こすのではなく、出来事のマイナス面に注目してしまうことでマイナスの思考が起こる」のだそう。それはつまり、すべては自分の受け取り方次第で変わるということ。 この日記を書くことは、プラスの面にフォーカスを当てられるよう心を少しずつ矯正してくれる。ポジティブな自分の「褒め日記」を読んで、「なんだかあまりにも楽観的すぎるな」と感じてしまったら、「そう思って気を引き締めた自分はえらい。それに気づけることがいいね!」などと、どんなささやかなことからもプラスに向けられる癖がつくのだ。 自分のマイナスな部分を認めて、それに向き合ったうえでプラスに跳ね返せるようになれば、自分はもっと成長できる気がする。きっとそんなマインドが何事にもやる気を起こす原動力になってくれるのだろう。 1カ月トライしてみて感じたのは、“続けること”の大切さ。毎日書かなくても、言われてうれしかったことや出来事があったときは必ず手書きするようにしたり、たまには自分をほめてあげる言葉を“ノートに書く”ようにする。そのマインドと習慣だけで、今だけではなくその先の自分も幸せにするのだと思った。