朝の膝痛、膝の違和感が気になる人はやってみて。膝の動きをよくする〈前もも&お尻ストレッチ〉
「朝、目が覚めて起き上がった時、椅子から立ち上がった時、なんとなく膝に痛みを感じる。しばらくすると何ともないのに」 こんな、ちょっとした膝の違和感や不調を感じていませんか。膝は自由度が高く、よく動く一方で、知らないうちに負担がかかっているものです。そこで今日は膝を動かし支える時に負荷がかかる前ももやお尻の筋肉を気持ちよくストレッチするやり方をお伝えします。膝に違和感を感じている方だけでなく、ずっと座りっぱなしで、膝を動かす機会が極端に少ない方もぜひやってみてください。 *写真で詳しいやり方を見る→膝の動きをよくする〈前もも&お尻ストレッチ〉 ■膝はストレッチでケアしてこそ長持ちする! 若い頃にはほとんど意識がいかなかった膝の存在を、歳を重ねると嫌でも感じ始めませんか。関節や筋肉が硬く縮んでいく一方で、大人になるにつれて運動量が徐々に減っていきます。仕事柄、座りっぱなしで運動量が極端に少ない方もいるかと思います。閉経と共に、膝の痛みを感じ始める方もいらっしゃいます。 膝が痛くなると、それだけで歩くことが億劫になり、ますます活動する気力が無くなっていきます。膝は自由に動く関節であるだけに、階段の上り下りやちょっとした負荷に弱いもの。痛みのないうちから、膝を動かし支えている「前もも・お尻・内もも・もも裏」をしっかり動かしておきたいです。 今回紹介するストレッチはその中でもより硬さを感じる「お尻」と「前もも」にフォーカスします。お尻と前ももは、急に止まったり、坂道を登ったり、あらゆる場面で使われている大事な筋肉。普段使われているからこそ、硬くなっています。この筋肉が硬いまま動いていると、いつの間にか膝の動きも悪くなり、違和感を感じ始めます。膝に違和感のある方もそうでない方も、ゆっくり丁寧に、膝に油を刺すイメージでやってみてくださいね。 ■【膝痛が気になる人必見】膝の動きをよくする前もも&お尻ストレッチ 1)脚を伸ばして座ります 片膝を立てましょう。この時、手で床を押して姿勢を正してください。こうすることで、股関節が動かしやすくなります。 2)膝を内側に倒す 息を吐きながら、膝を内側に倒します。お尻が浮かないようにゆっくり倒しましょう。お尻と前ももが程よくストレッチされます。 3)膝を元の位置に戻す この動作を片側5~10回繰り返しましょう。無理に膝を倒して、床につけることが目的ではありません。お尻と前ももの伸び感を大切に行ってください。 ライター/伊藤みなみ(ピラティス講師)
伊藤みなみ