トンネル直径4.5m超対応…コマツが初開発、「中型ドリルジャンボ」の性能
コマツは同社初となる中型のドリルジャンボ「ZJ32」とボルター(坑道の天井補強作業機)「ZB31」を開発した。トンネル直径で4・5―5メートルの作業に対応する。同3・5―4・5メートル対応の既存機種と合わせ、鉱山会社への提案力を高める。2024年内の受注開始を目指す。 【写真】コマツの中型ドリルジャンボ 地下鉱物の坑内掘りでは採掘エリアの拡張や整備作業が不可欠。ドリルジャンボは拡張の際の発破プロセスで岩盤への水平穿孔(せんこう)作業、ボルターは坑道の天井落下を防ぐための支保作業にそれぞれ用いる。同社によると「中型クラスの方が市場規模が大きく、今後は電動型も開発したい」としている。 新開発の中型機種は、米国ラスベガスで現在開催中の鉱山機械見本市「マインエキスポインターナショナル2024」に出展している。