スリーマイル原発が復活へ、AI需要でマイクロソフトが電力購入
マイクロソフトのエネルギー担当バイスプレジデント、ボビー・ホリス氏は原発からの電力購入について、同社が世界で持つ膨大なデータセンター・ネットワークをすべてクリーンエネルギーで稼働させるという計画に寄与すると説明。スリーマイル原発で生み出される電力はシカゴ、バージニア、ペンシルベニア、オハイオなどの地域におけるデータセンター拡張に利用される予定だとインタビューで述べた。
6月30日に終了した会計年度で同社は設備投資に500億ドル余りを費やし、その多くがデータセンターの拡張に振り向けられた。今会計年度はそれを上回る設備投資を計画している。
旺盛なAI電力需要を受けて原発に目を向けているのはマイクロソフトに限らない。アマゾン・ドット・コムのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は今年に入り、原発から直接電力供給を受けるペンシルベニア州のデータセンター・キャンパスを6億5000万ドルで購入することで合意している。
原題:Three Mile Island Nuclear Plant to Restart, Power Microsoft’s AI (3)(抜粋)
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Will Wade