駒沢大、3・4区に投入した1年の谷中晴・桑田駿介がしっかりまとめる…粘って4位
2日の箱根駅伝往路は、青学大が2年連続で制した。3区終了時では3位だったが、4区太田(4年)と5区若林(同)が連続区間賞で、一つずつ順位を上げて逆転勝ち。若林は区間新記録を樹立した。中大は1区吉居(3年)に加え、3区本間(2年)も区間賞を獲得し、2位に食い込んだ。5区工藤(2年)が3人を抜いた早大が3位。大学駅伝3冠を目指す国学院大は6位だった。 【一覧】駒沢大のエントリーメンバー16人&区間配置
期待の5区、山川拓馬は不発
駒大5区の山川(3年)は、申し訳なさそうな表情で4位のゴール。「山を登るにつれて気温が下がり、左腕がつって動かなくなってしまった」と悔やんだ。全日本大学駅伝の最終8区で区間賞を取った実力者には追い上げが期待されたが、不発に終わった。
それでも4区までは藤田敦史監督が「立派に走ってくれた」と評価した。1区帰山(3年)はラストがキレて区間2位の好走。2区篠原(4年)はエースの責任を果たし、来季以降を見据えて3、4区に投入した1年の谷中、桑田もしっかりまとめた。
トップとの差は、総合優勝の射程圏としていた2分を上回る3分16秒。だが、6区には力のある伊藤蒼唯(3年)が控え、7区には補欠に温存していたスピードランナーの佐藤圭汰(3年)を起用する予定。この2人で一気に巻き返したいところだ。(渡辺直樹)