沖縄・浦添市で初荷式 キクなどの県産花、県内外70市場へ出荷
沖縄県花卉(かき)園芸農業協同組合(太陽の花、前川亮一組合長)の初荷式が3日、浦添市伊奈武瀬の同組合本所で開かれた。4日以降に行われる初競りのため、トラック5台が集荷や出荷に向かった。県内外約70市場にキク類などの花2千ケース(約40万本)を出荷する。初荷式には流通業者など約70人が参加し、花卉市場の活性化へ決意を新たにした。 2024年12月の出荷数量は、前年同月より1割少ない2350万本で、販売金額は10億300万円となった。暑さによる生育不良や開花遅れで花の生産量が減り、欠品が出た。一方、単価は前年同月を上回った。 前川組合長は「夏場の高温や長雨で生育に苦慮したが、生産者の努力で計画の8割が出荷できた。3月の彼岸に向け生産量の改善に努めたい」と抱負を述べた。