得点から遠ざかるアーセナル

アーセナル期待の若手ヌワネリ Photo/Getty Images

近頃のアーセナルはセットプレイが注目される一方、オープンプレイからゴールを決めることに苦労している。第16節エヴァートン戦でも攻めあぐね、ホームゲームで0-0と勝ち点2を落とした格好となった。 ［動画］N・フォレスト戦で見せたヌワネリのプレミアリーグ初ゴールがこれ！ 打開の切り札と思われる17歳のMFイーサン・ヌワネリもこの試合で62分からマルティン・ウーデゴーに代わって投入されたが、存在感を示すことはできなかった。ヌワネリの才能に疑いの余地はないものの、ウーデゴーを下げてまで投入する価値があるのか、また、彼にはウーデゴーのバックアッパーとしての役割しかないのか、考えさせられる交代起用だった。 そんななか、チームを率いるミケル・アルテタ監督は、ヌワネリに新たな役割があることを示唆した。 リーグカップのクリスタル・パレス戦前の会見でアルテタは、先発が予想されるヌワネリについて、ウーデゴーとの共存も可能であり、さらに新たなポジションでも起用できると述べている。 「もちろん、誰が周りにいるか、どのポジションかによって、イーサンは右サイドの攻撃型MF、左サイドの攻撃型MF、右ウインガーとしてプレイできる。それに、他に成長できるポジションもあると思う」 他に成長できるポジションとは何か、と問われたアルテタは、次のように答えた。 「9番だ。彼はいつもゴールを見ていて、ボールをネットの奥に蹴り込む素晴らしい能力を持っている」 カイ・ハフェルツもガブリエウ・ジェズスもここのところゴールから遠ざかり、アーセナルの得点力には疑問符が付きはじめた。ヌワネリがウーデゴーと共存し、CFとして活躍することもあるのだろうか。