歯ごたえたっぷり!この”超LS感”たるや…コブラ「ダークスピード LSドライバー」
LSはやっぱり”超”がつくほどの低スピン
【コウタロウ】 構えた印象は、「最高」の一言。左に行かない雰囲気がしっかりと伝わってきます。ただ、先ほどシオさんが言っていたクラウンとフェースの一体感が、フェースセンターの位置を把握しづらくしている気もします。フェース面の情報がもう少し視覚で伝わってくると、ボクは安心できますね。 【ミタさん】 好きなフェースの見え方ってありますよね。同じ理由かは分かりませんが、契約選手のリッキー・ファウラーは同モデルのフェース面に縦の白いラインを入れていました。 【コウタロウ】 ああ、やっぱり。なんか描きたくなる理由がわかる。
【ミタさん】 打ってみて印象はどうですか? 【コウタロウ】 相変わらず初速性能は非常に高いですね。前作の「エアロジェット LS」よりさらに低スピンになった気がする。あと、空気抵抗が軽減されているからなのか、とにかく振りやすい。やっぱりこの空気を切り裂くような振り感は、特大慣性モーメントヘッドにはない良さですよね。 【ミタさん】 慣性モーメントの値よりも空気抵抗の軽減を優先したヘッド形状なので、コウタロウのHSならより振りやすく感じるかもしれません。それではウエート配置を変更して弾道の変化をみてみましょう。
“味変”ならぬ“弾変”を感じられるウエート配置変更
【コウタロウ】 ヒール側12gのウエート配置だと、打ち出し角12.9度でスピン量は1575rpm。低めの強いボールが打てますが、左右の曲がり幅が最も不安定。打点ブレに強いとはいえませんね。次にトウ側に12gのウエートを配置。フェードバイアスが一気に強まり、打ち出し方向が右へ安定。安心して叩きにいけました。パワーのあるフック打ちはこのフェード配置一択でしょうね。
【ミタさん】 後方12gのウエートを配置もやってもらいましたが、スピン量が300rpmほど増えて左右の安定感も出ていましたね。後方にウエートを持っていくと、対象ゴルファーはどのくらい広がりそうでしょうか? 【コウタロウ】 後方に12gは、寛容性もあり、芯が広くなったようなやさしさがとても感じられます。扱えるゴルファーは増えそうですが、それでもロースピンのコントロール系ヘッドの雰囲気は変わらないので、やっぱりドライバーがある程度上手いゴルファーが対象になる気がします。どのウエートポジションも弾道の変化は感じられましたが、総じて打ち出しの高さが取れないと厳しい。ですが、ハマればバカみたいに飛んでいく印象で、やっぱりコブラの「LS」はただもんじゃないっスね。