歯ごたえたっぷり!この”超LS感”たるや…コブラ「ダークスピード LSドライバー」
【シオさん】 ここまで真っ黒なヘッドは見たことがありませんね。男前でかっこいい。でも、精悍すぎて私のHSでは打つ前から不安しかありません。前作「エアロジェット LS」も相当な低スピンドライバーで、ライナー性のボールが多く、手に負えませんでした。 【ミタさん】 重心位置はとても浅く、左右慣性モーメントの値も4500gcm2前後。ですが、12gのウエートをヘッド後方部に配置すればだいぶやさしくなるそうです。実際にウエートを調整して変化を見てみましょうか。
【シオさん】 構えた印象は、ややオープンでディープフェース。460ccとは思えないほど小さく見えます。ツアープロや上級者が好みそうな顔だと思います。クラウンとフェースの色が一緒に見えるせいか一体感があり、ヘッド全体でターゲットに構えられます。
【シオさん】 まずウエートがヒールにある標準設定で試打しましたが、打ち出し角16.3度でスピン量は1,425rpmのプッシュスライス。数球打ちましたが、同じようなデータになりました。ただ、打感は私が好きなとても柔らかく吸い付くような感触があります。次にヘッド後方部へ12gのウエートを入れて試しましたが、打ち出し角は変わらず、スピン量が100rpm増えた程度。手強いことには変わらず、私では使いこなせる気がしませんでした。決してつかまりやすいモデルではなく、やはりHSの速いプロや上級者が使ってこそ良さが出るモデルな気がします。 【ミタさん】 クラブパス(インパクト前後のクラブ軌道)に対しフェースが開くプッシュスライスであれば、本来は打ち出しが増え、スピン量は多くなるはず。それでもこのスピン量というのは、ロースピンモデルならではの結果。仮にこの状態でつかまったとしても、スピン量が少なすぎてドロップボールが目立つでしょう。ウエートの入れ替えによる弾道の変化は垣間見えましたが、元々スピン量が少ないシオさんにはちょっと厳しいヘッドでしたね。次はコウタロウに打ってもらいましょうか。