センバツ2022 選手紹介/12 敦賀気比・高橋佑輔捕手/丹生・橋本快斗捕手 /福井
◇安定の捕球、信頼も厚く 敦賀気比・高橋佑輔捕手(2年) 投手が際どいコースを狙っても安心して投げられるような、安定したキャッチングを心がける。投手ごとの持ち味を十分に引き出すため、練習以外の時間でも積極的にコミュニケーションを取っており、清野仁楽(とら)投手(2年)が「練習でいつも自分の球を受けては助言をくれる」と話すなど、仲間からの信頼が厚い。 兵庫県の同じ中学出身の3年生、沼田航さんが引退時に「レギュラーを取れるくらい練習頑張れよ」と背中を押してくれた。入部当初から気にかけてくれた先輩に、甲子園での雄姿を見せるべく、今日も練習に汗を流す。 ◇故障の悔しさをバネに 丹生・橋本快斗捕手(2年) ミート力とパワーを生かした打撃と、強い肩から繰り出す送球が持ち味の捕手。さらに送球を磨くため、マネジャーにフォームを動画で撮影してもらい、細かくチェックしている。「徐々にだが、ボールに伸びが出てきている」と実感する。 昨年5月に椎間板(ついかんばん)ヘルニアになり練習ができなくなった。その後も腐らず、練習試合で審判役を買って出るなど自分にできることをしたが、練習不足が響き昨秋の県大会はスタメン落ち。回復した今、「悔しさをバネに、センバツでは出番を勝ち取り、本塁打を打ちたい」と闘志を燃やす。