【ボートレースコラム】関浩哉 大舞台での戦い方が分かり始めた 来年の大躍進に期待大
今年3月SGクラシックを制した毒島誠、6月SGグラチャンVの土屋智則と共に群馬支部3本柱として初のSGグランプリに出場した115期の関浩哉(30)。今年はPG12Vに周年3優出、10月戸田ダービーでSG2度目の優出と大舞台で存在感を示した。 「乗りやすいだけだと記念では道中、なかなか自分のレースをさせてもらえません。直線を3分の1艇身でも良くすることが逆にレースのしやすさにつながると思う。近年は足を意識して調整しています」。決定力アップの秘けつはエンジンの出し方にあるようだ。 そういえば、グランプリ直前の福岡71周年でこう語っていた。「あの舞台を楽しんでレースできる選手は基本的にいないと思う。みんなプレッシャーと戦っていると思うし、僕はもう緊張しています。ただ戸田を含めSG2度の優出で経験はできています。結果を残そうとしないことには1stステージで終わってしまいますから」。静かに闘志を燃やしていた。 大舞台は力強い走りでSG3度目の優出。金冠には届かなかったがトップレーサーとしてのあるべき姿があった。来年はSG初Vが大いに期待できる。(保 裕一郎)