フィギュア・坂本花織がミラノ五輪テスト大会辞退 吉田陽菜を派遣
日本スケート連盟は25日、東京都内で理事会を開き、女子で世界選手権3連覇中の坂本花織選手(シスメックス)が来年2月19、20日にイタリア・ミラノで行われる2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックのテスト大会を辞退することが報告された。代わりに吉田陽菜選手(木下アカデミー)を派遣することも決まった。 【写真まとめ】フィギュア全日本選手権 一夜明け記者会見 テスト大会は男女1人ずつの派遣で、全日本選手権開催前の時点で伝えられていた各選手の希望を基に選考した。だが、全日本選手権を終え、改めて本人サイドからミラノ五輪の出場枠が懸かる世界選手権(来年3月、米ボストン)を最優先にコンディションを整えていきたい意向が連盟強化部に伝えられたという。 坂本選手は来年2月7~14日に中国・ハルビンで開催されるアジア冬季大会の日本代表にも選出されており、過密日程や移動の負担なども再考して判断したとみられる。 竹内洋輔フィギュア強化部長は、故障などは否定した上で「本人の中では前回の北京(冬季五輪)の時にプレイベント(テスト大会)も滑った経験があったので(五輪本番では銅メダル)ということもあり可能性を探っていた。だが、全日本が終わって先生と話し合い、改めて(辞退)ということだった」と語った。↵ 男子は山本草太選手(中京大)が派遣される。【倉沢仁志】