肉を愛するフードライター小寺慶子が選ぶ2023年のナンバーワン! 惜しまれつつ閉店した実力派中華が復活
〈2023 食通が惚れた店〉
コロナ禍の制限もなくなり、みんなが日常を取り戻しつつ生活してきた2023年。イベントも復活し、飲食業界も賑わいを取り戻しています。 そんな2023年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめのお取り寄せ」をうかがいました。 今回は、フードライターの小寺慶子さんにお答えいただきます。
教えてくれる人|小寺慶子
肉を糧に生きる肉食系ライターとして、さまざまなレストラン誌やカルチャー誌などに執筆。強靭な胃袋と持ち前の食いしん坊根性を武器に国内外の食べ歩きに励む。趣味はひとり焼肉と肉旅(ミートリップ)、酒場で食べ物回文を考えること。「イカも好き、鱚もかい?」
2023年のベストフード
Q. 2023年、最も印象に残った飲食店を教えてください A. 「香噴噴」の「赤鶏さつまの脆皮鶏」です
担々麺の人気店として名を馳せた香噴噴ですが、2022年に惜しまれつつも閉店。しかし2023年8月メニューを一新し帰ってきました! 前菜盛り合わせ、香港スタイルの鮮魚の蒸し物など仕事がとにかく丁寧。アラカルトでいろいろ食べられるのも最高です。脆皮鶏(チョイペイカイ)につける発酵唐辛子とミントのソースも、咖哩飯(カーリーファン)も大好き! ナチュラルワインから台湾ジン、香港クラフトビールまでお酒の種類も豊富で、一度行ったら帰りたくなくなるほど。近所だったら毎日行きたいお店です!
香噴噴
住所 : 東京都江東区東陽3-16-9 TEL : 03-6458-4267
アンダー2,000円のお手軽グルメ
Q. 2023年に食べた〈2000円以内のプチプライスで食べられる料理〉を教えてください A. 「緑町生駒」の「麻婆カレー飯 排骨のせ」1,300円です
ビジュアルのインパクト以上に驚くのが、麻婆とカレーの一体感。単純に合い盛りにしたのではなく、お互いの個性を支えあうバランス感が素晴らしい一皿です。衣にカレーを使った排骨と一緒に頬張ると生きてる実感が湧きます。