「 逢ってみるとなんか違う… 」マッチングアプリに疲れた30代女性が漏らす本音。その裏にあるのは「 完璧に合う人 」を選べるという大いなる誤解
「メッセージのやり取りを行い、電話などで声を聞き、きちんと厳選した上で会うことにしていました。彼とは会話がすごく弾んで、思わず朝までやり取りしちゃうなんてことも結構あって、もしかしたら次こそ行けるかも…そんな淡い期待を抱いていましたね。ただひとつ引っかかったのは年齢。当時私は34歳。相手は40歳。6歳の差は全然ありだとは思っていたんですけど…」。 実際に会ってみるとやはり「この人だ!」という感覚は芽生えなかった。ただ見た目は思ったよりも老けておらず、その点は今までよりは幾分マシに思えた。 「これまではこんなこと言ったらあれですけど、見た目が受け付けない人も多かったので。それにこれを逃したら次はないかも?みたいな焦りもあって、2回目、3回目と回を重ねました。お付き合いを申し込まれたのは5回目のとき。薄々言われる感じはありましたし、ここはもう行くしかないとオッケーをしたんですが、次のデートで家に誘われたんですよね。ちょっと早いなとは思いましたけど、私も大人なんでそういうことも必要かなって腹を括ったんです。でもね、いざそのときになって…」。 ー確か、ピル飲んでいるんだよね? 玲奈さんはこの言葉で一気に血の気が引いたと話す。【後編】ではその後の彼との関わり、そして玲奈さんがマチアプに感じる影を追っていく。 取材・文/橋本 千紗
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