ジョコビッチ、マレーと全豪OP挑戦「不思議な感じ」 ライバルからコーチに転身<男子テニス>
全豪オープン
男子テニスで世界ランク7位のN・ジョコビッチ(セルビア)は10日、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の記者会見に登場し、同大会への意気込みやコーチに就任した元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)について語った。 【錦織圭vsモンテイロ 1ポイント速報】 37歳のジョコビッチは昨シーズン、パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で悲願の金メダルを獲得したものの、他の大会でのタイトル獲得はなし。開幕時には1位だった世界ランキングを7位まで下げシーズンを終えた。 同大会で最多となる10度の優勝を誇るジョコビッチは、今大会で大台となるツアー100度目のタイトル獲得と、四大大会で男女を通じて歴代単独1位となる25度目の優勝を狙う。 ジョコビッチは1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する19歳で世界ランク133位のN・バサバレディ(アメリカ)との18歳の年の差対決に臨む。 ジョコビッチは、ライバルからコーチに転身したマレーとの新たな関係について言及した。 「ちょっと不思議な感じだったのは、アンディ(マレー)とゲームのことだけじゃなくて、自分の感情とか人生全般についても正直に話せるようになったことだ。もちろん悪い意味じゃなくて、これまでずっとライバルだったから、お互い隠し合ってたんだ。でも今はもう全部テーブルに出してる感じ。アンディがそういうのを求めてくるし、僕もそのやり方には全然賛成してるんだ」 1回戦で激突する若手選手、バサバレディについてもコメントを残した。 「彼にとってはグランドスラムの本戦デビューだと思う。ワイルドカードでセンターコートに立つわけだから、もう失うものなんて何もない状況で、全力で自分をアピールしてくるはず。だからこそ、他の試合と同じように真剣に臨んで、勝つために全力を尽くさないといけない。でも同時に、彼と同じコートに立つっていう特別な瞬間を楽しむつもりでもいるよ」