「一線超えた」ベッツからボール強奪したヤンキースファン 全米メディアが猛批判
ヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムでのワールドシリーズ第4戦(29日=日本時間30日)で、目を疑うような光景が繰り広げられた。 【動画】笑顔が狂気! ベッツからボール強奪の瞬間 3連敗中で崖っぷちのチームは初回からドジャースに2点を先制された。その直後、先頭打者のトーレスが右翼ファウルゾーンのフェンス際に放った飛球をムーキー・ベッツ内野手(32)がジャンピングキャッチした。すると、客席の最前列にいた2人のヤンキースファンが大暴走。1人は捕球したベッツのグラブを両手で奪い取ろうとし、もう1人は右手をつかみ、ボールはグラブからこぼれ落ちた。 当然、ベッツは怒りをあらわにし、審判もアウトを宣告した。地元メディアの「ニューヨーク・ポスト」は「ヤンキースファン、ムーキー・ベッツへの醜い妨害で引っかき回す」と速報。「ヤンキースファン2人が一線を越えた」「首をかしげたくなるような彼らの行動が何を期待していたにせよ裏目に出た。警備員にヤンキー・スタジアムから連れ出された」と伝えた。 他の米メディアもファンの妨害行為を一斉に非難。「ファンサイド」は「憤慨したヤンキースファンが狂った行動にでた」「ベッツのグラブをつかみ、引っ張り、ねじってボールをはじき飛ばした。いったい、何をしているんだ?」、「ドジャーネーション」は「ベッツのグラブからボールをはぎ取ろうとする衝撃的なプレー」、「クラッチポイント」も「長い議論やリプレーは必要なかった。ファンの妨害は明白だった」などなど…。せっかくの大一番を現地で観戦できても妨害しては元も子もない。
東スポWEB