DS、オートクチュールの息吹を吹き込んだDSコレクション最終モデル「DS 9 エスプリ・ド・ヴォヤージュ E-TENSE」
DSオートモビル(Stellantisジャパン)は6月13日、フラグシップセダン「DS 9」の特別仕様車「DS 9 Esprit de Voyage E-TENSE(エスプリ・ド・ボヤージュ・イーテンス)」を発売した。価格は892万円。 【画像】DS 9 Esprit de Voyage E-TENSE ファッション業界よりインスピレーションを得てオートクチュールの息吹を吹き込んだDS COLLECTION。そのテーマとなる“Esprit de Voyage”シリーズは、落ち着きと品を備えた室内空間や細部まで吟味した特別な意匠により、乗り手を“心に響く旅(Esprit de Voyage)”へ誘うことを意識してデザインしたというモデル。シリーズ第1弾が2023年7月発表の「DS 4 Esprit de Voyage」「DS 7 Esprit de Voyage」、第2弾が2024年2月発表の「DS 3 Esprit de Voyage」で、今回の「DS 9 Esprit de Voyage E-TENSE」が最後を飾るモデルとなる。 最大の特徴は、ドアを開けた瞬間に広がる、特別仕様車ならではのパールグレーのナッパ―レザーインテリアで、光をふんだんに取り込むスライディングガラスルーフや、ペブルグレー・ルーフライニングとともに、華やかながらも落ち着きのある空間を演出。また、パリから広がる旅路を表現したエンボス加飾がセンターコンソールリッドに施されている。 エクステリアは特別仕様車ならではの、レーザーエッチング加工を施した「Esprit de Voyage」の意匠を用いたドアミラーを装備。ボディカラーは、落ち着きと優雅な印象を併せ持つ「クリスタル・パール」を採用した。 パワートレーンは、1.6リッターガソリンエンジンに250PSのモーターを組み合わせるハイブリッドを採用。GPF(ガソリン・パーティキュレート・フィルター)の性能向上および、ソフトウェアの改良が図られ、EV航続距離が65kmから78km、ハイブリッド燃料消費率を16.0km/Lに伸長。なお、環境性能割、グリーン化特例、エコカー減税、CEV補助金の対象になる。 安全・快適面では、DS 9に標準設定のナイトビジョンを装備し、夜間や暗闇での視界補助を行なうほか、夜間走行で前方を赤外線カメラ監視し、その映像をインストルメントパネルに投影することでドライバーに注意をうながす機能も完備する。また、同様に標準設定の「DSアクティブスキャンサスペンション」は、カメラで前方の路面状況を読み取りサスペンションを制御し、浮遊したまま移動するかのような乗り心地を生み出すという。さらに。 対話型生成AI音声アシスタント「ChatGPT機能」も標準装備し、訪れた先の土地や歴史に関する豆知識を教えてくれたり、何気なく浮かんだ疑問にも答えてくれたりなど、より楽しく快適なドライブを実現してくれる。
Car Watch,編集部:塩谷公邦
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