1年間の「再配達数」は5億個にも…ヤマト運輸『置き配』本格スタート 広がる置き配に期待膨らむ 一方で「盗難」対策など課題も
■「置き配の広がり」に期待
結局、四方さんたちが荷物を配り終えたのは、午後9時ごろ。 さらにこのあと、事務作業などをこなす。 そんな四方さんも、置き配の広がりに、こう期待を寄せた。 配送ドライバー四方冬千さん:(置き配が広まると)トータルの時間でいうと、結構変わってくる。置き配っていう制度は、そこにおいては、配達員としては助かるかな。こういう形で配っている人もいるんだなと知ってもらうことで、状況が変わってくれるのであれば嬉しいかなと思います。
■一方、専門家からは課題の指摘も…
一方で、専門家は、「置き配」が広まるためには課題もあると指摘する。 東京経済大学経営学部・宮武宏輔准教授:置き配が当たり前になると、置き配を狙う(盗む)っていうのは、アメリカでも問題になっている。また、日本の場合は再配達が無料での標準的なサービスになっちゃってるので、どこもやめる選択肢を取りづらい。受け取り側が(置き配を)選択してくれないと、かなり限定的にはなってしまう。 「置き配」という、新たな荷物の受け取り方の選択肢。 配送業界の未来を守るためにも、一人ひとりがドライバーの負担にならない選択肢を選ぶことが求められる。
関西テレビ
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