米国務長官「北朝鮮軍、戦闘に投入された…断固たる対応が必要」
米国のアントニー・ブリンケン国務長官が、北朝鮮兵士たちがウクライナ戦争に派兵されたことについて「断固たる対応が必要だ」と述べた 13日(現地時間)、ベルギーのブリュッセルで開かれた北大西洋理事会(NAC)会議に先立ち、マルク・ルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長と会談し、北朝鮮軍がウクライナ戦争に投入されたことについて協議した後、記者団にこのように述べたと、AFP通信が報道した。さらに北朝鮮軍が「戦闘に投入されており、まさに戦闘で断固たる対応が必要であり、(北朝鮮軍は)それを受けるだろう」と語った。 これに先立ち、米国務省は同日、ロシアのクルスク州に派遣された北朝鮮兵士たちがウクライナ軍との戦闘に参加し始めたことを確認した。 ベダント・パテル国務省副報道官は同日の会見で、「ロシア東部に派遣された1万人以上の北朝鮮兵士のほとんどがロシア西部の端にあるクルスク州に移動し、ロシア軍とともに戦闘作戦に参加し始めたことが確認できる」と述べた。パテル副報道官は「ロシア軍が最前線作戦の中核となる技術である塹壕クリアリング(塹壕内敵兵など危険要素除去)を含め、基礎的歩兵作戦と無人機、火砲(作動)などで北朝鮮兵を訓練させた」とも述べた。さらに「このような北朝鮮兵を使ってロシアが戦場で成功を収めるかどうかは、主にロシアが彼ら(北朝鮮兵)を自分たちの軍隊にどれだけうまく統合できるかによって決まるだろう」とし、「彼らが乗り越えなければならない課題の一部は相互運用性、言葉の壁、指揮および通信」だと語った。 パテル副報道官は「アントニー・ブリンケン国務長官はNATOおよび欧州連合(EU)会議に出席するため欧州に向かっているが、このテーマが議論されると確信している」とし、「米国はこのような展開の影響について、この地域の同盟およびパートナーと緊密に協議している。ジョー・バイデン大統領の指示に従ってウクライナに対する安全保障支援も拡大し続けている」と述べた。 北朝鮮軍のウクライナ戦争参戦が事実上確認されたことで、韓国政府のウクライナ支援政策に及ぼす影響にも注目が集まっている。韓国政府は、ロシアに派遣された北朝鮮軍が実際に戦闘に参加するかどうかなどを見守りながら、段階的な対応措置を取るという方針を示してきた。 キム・ウォンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )