これはやるべき! 冬の保管前バイクメンテナンス
最低限やっておきたい冬のバイクメンテナンス
冬の間は、路面状況を見て大丈夫なようであれば寒さを我慢して乗るというライダーがいる一方で、安全を考慮してバイクに乗らないというライダーも少なくありません。 【画像】バイクの冬眠方法を画像で見る(10枚) そのように、バイクを冬の間保管しておく、いわゆる「バイクの冬眠」をさせる人にとって、保管前のメンテナンスは、春のバイクのコンディションを決める大事な作業と言えます。冬のメンテナンス次第では、春のバイクの状態だけではなく、今後のバイクの寿命にまで影響を及ぼすことも。 では冬季、バイクにはどういったメンテナンスをすればよいのでしょうか。 冬季保管の前に必要最低限やっておきたい自宅でできるメンテナンスは以下の通りです。
まずひとつ目は、メンテナンスの基本である洗車。バイク以外にも言えることですが、汚れは時間が経つほどに落としにくくなります。保管する前は、バイクをねぎらう気持ちも込めて汚れを綺麗に落とし、少しでも綺麗な状態に戻しておきましょう。 また、分かりやすい泥汚れなど以外にも、黄砂や花粉が付着していた場合、そのまま長期間放置していると腐食したりシミになってしまうこともあります。さらに、繰り返し海沿いを走り潮風に当たり続けたバイクは、潮風に含まれる塩分で錆びてしまうことも。 そのため、できれば吹き上げのみではなく、普段掃除が行き届いていないところまで丁寧に洗車することをおすすめします。細かなところまで洗車することで、気づかなかった異変などにも気づきやすくなるメリットもあります。
ふたつ目は、洗車のあとはグリスアップ&コーティングをすることです。可動部やチェーン、ワイヤー類などの金属面にグリスやシリコンスプレー、チェーンオイルなどを塗り、コーティングしましょう。金属と空気が触れる部分をなくすことで、錆を予防することができます。 劣化を抑えるために車体全体をコーティングすることも効果的ですが、グリスなどは潤滑油でもあるため、それらをブレーキ周りやシート、タイヤなどに塗布するのは危険。滑りやすくなってしまいます。