【ドイツ製コンパクトカー対決!】アウディA3対メルセデスA200対VWゴルフ 果たして勝者は?
A3スポーツバックは、よりダイナミックな走りを見せる
1.5リッターエンジン自体は過度に回転するわけではないが(1.4リッターTSIの方が優れていた)、非常に快活に走り、高速走行時には唸り声を上げたり、うなり声を上げたりすることもある。全体的には、アウディの方がやや静かであり、「A3」の方が遮音性に優れている。
アウディは、VWの「ゴルフ」よりも活発な走りを楽しめるよう、「A3」をチューニングした。スプリングは硬め、そしてより積極的でグリップ力がある。ステアリングは素早く正確で、好みによるが、もう少しフィードバックがあってもいいかもしれない。全体的には、非常にバランスのとれたパッケージだ。
VWはゴルフでバランスを重視
伝統的に、フォルクスワーゲンは常に車のバランスを非常に重視してきた。そして、「ゴルフ」のハンドリングはまさに芸術品だ。快適性とハンドリングのバランスが絶妙で、控えめながら決して退屈させない。ステアリングも調和がとれており、全く邪魔にならず、ステアリングの指示に素直に、直感的に従う。
「A 200」も快適で情報量の多いステアリングシステムを備えているが、アウディやVWのステアリングの正確性には及ばない。比較対象の中で唯一アダプティブダンパーを搭載していないが、全く損をしているわけではない。
最終評価(最高得点:800点)
1位:VWゴルフ1.5 eTSI DSG 最終得点:563点 結論:総合的に最高のパッケージ。スペースの賢い利用とバランスの取れた運転特性。 2位アウディA3スポーツバック35 TFSI Sトロニック 最終得点:553点 結論:ゴルフのややスポーティなバージョン。より印象的なデザインと硬めのサスペンション。 3位メルセデス A 200 7G-DCT 最終得点:527点 結論:快適な運転特性。しかし、価格が高すぎる。
それでも、「A 200」は道路を素晴らしいハンドリングで走り、ゴルフと同様の感度で道路の継ぎ目を吸収する。しかし、長い波状路では少し落ち着きを欠く。アウディとVWとの直接比較では、「A3」よりも約40kg、ゴルフよりも約90kg重く、ステアリングも少し遅く感じられる。