パリSGとマルセイユのリーグ・アン2大クラブにイベリアの風が吹く【現地発】
チームを燃え立たせる熱血漢。首脳陣が描く監督像と一致する
7月5日にパリSGの新監督に就任したL・エンリケ(左)。バルサ時代のようにスター軍団をまとめ上げ、クラブ悲願のCL制覇へ導けるか。(C) Getty Images
パリSGに前スペイン代表監督、マルセイユにはラ・リーガの最優秀監督賞受賞者が、それぞれ到来――。2大クラブの監督人事はリクルーティングにも影響を及ぼし、新シーズンの開幕に向けてフランスにイベリア方面からの風が吹いている。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2023年7月20日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― リーグ・アンでは例年どおりだが、今夏も人事関係の動きが盛んになっている。ASモナコ、ニース、トゥールーズ、ストラスブール、そしてなんと言ってもパリ・サンジェルマンとマルセイユだ。パリSGはクリストフ・ガルティエ、マルセイユはイゴール・トゥドールの両監督が、昨シーズンの国内リーグで最低限のノルマを果たしながら、1シーズン限りでの退任という事態となっている。 リーグ・アンを3位でフィニッ
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