大惨事…無職の女性、4010万円を失う SNSで「もっと親密になりたい。仕事中、恋しい」とメッセージあり、心を奪われる 相手と3カ月も連絡を交わし41回送金 心配した人に言われ、女性が警察に相談…詐欺発覚
埼玉県警越谷署は24日、同市在住の無職女性(65)が、交流サイト(SNS)で知り合った男を名乗る人物から投資話を持ちかけられ、計4010万円をだまし取られたと発表した。同署は「SNS型ロマンス詐欺」とみて捜査している。 恋愛した女性、2153万円を失う 夢中になったマッチングアプリの相手、正体は夫婦だった「両替しただけ」
同署によると、6月5日~8月30日までの間、数回にわたり女性のスマートフォンにSNSを通じて知り合った男性名を名乗る人物から「もっと親密になりたい」「仕事をしながら、頭の中で恋しく思っています」「投資をすれば確実に利益が出ます」「銀行や証券会社の友人が正確な収益情報を提供してくれます」などのメッセージがあった。信じた女性は7月8日~8月30日までの間、41回にわたり複数の金融機関で被疑者らが指定した口座に現金4010万円を送金した。心配した金融機関が9月2日被害者と同署に電話で連絡。同日、同署と金融機関が被害者に電話で警察に相談するように話した。翌日女性が来署し相談して、発覚した。同署は組織犯罪とみて捜査し「簡単に利益が出るなどといった投資話は詐欺を疑い、相手の指示には従わず、警察や家族に相談してください」と注意喚起している。