屋根のさび部分踏み落下、作業員の男性死亡 防止措置取らなかった疑い、会社など書類送検
匝瑳市で4月、屋根の修理工事中に作業員が落ちて亡くなる労災事故があり、銚子労働基準監督署は22日までに、労働安全衛生法違反の疑いで旭市鎌数の屋根工事会社「チバアス」と同社の代表取締役の男性(70)、現場責任者の男性(52)を書類送検した。 書類送検容疑は4月12日、匝瑳市栢田の牛舎の屋根材の交換現場で、60代の男性作業員が高さ約7メートルの場所で作業する際、安全ネットの用意や安全ベルトの装着といった落下防止措置を取らなかった疑い。 同署によると、作業員は屋根のさびた部分を踏み抜いて落ち、死亡した。