かわいい寝顔をつくった“心地いいベッド”とは? 飼い主さんにピッタリくっついて眠る犬の心理
スヤスヤと眠る愛犬。 写真は、X(旧Twitter)ユーザー@chacha210309さんの愛犬・ちゃちゃちゃん(取材当時3才)です。手前に置かれたベッドから移動して、この場所で眠り始めました。 【写真】ちゃちゃちゃんにひざ裏で眠られて、動けなくなる飼い主さん とてもかわいい寝顔ですが、ちゃちゃちゃんが選んだ寝場所にはある問題が! それは、この場所が飼い主さんのひざ裏だということ。 仮眠しようと飼い主さんがソファに寝転んだところ、ちゃちゃちゃんがわざわざベッドから移動して、この場所で眠り始めたのでした。
「かわいいから許せる(笑)」動けなくなった飼い主さん
ちゃちゃちゃんがひざ裏に入ってきたときは、余裕があった飼い主さん。 飼い主さん: 「脚にちゃちゃの頭の重みを感じて、『かわいいことをするな~』と思ってしまいました。ちゃちゃが眠ってしまってからは、しばらく起き上がれなかったですが……。それはそれでよかったです(笑)」 絶対に動いてはいけない状況になり、この姿勢のままでいてあげたようです。
ちゃちゃちゃんがひざ裏にきた理由とは?
飼い主さんは、ひざの裏にやってきたちゃちゃちゃんの気持ちをこう推測します。 飼い主さん: 「ふだんから“パパとママに密着すること”が好きです。 ソファやベッドに移動すると、必ずこちらにやってきてくっつきます。家で仕事をするときはひざの上にのってきますし、就寝するときも布団にやってきて、私の脇や股の下、頭などのどこかにくっついて寝ています」 今回のポストに限らず、ちゃちゃちゃんはいつも飼い主さんのぬくもりを探していたのですね。 そんなちゃちゃちゃんの様子を見た人たちはメロメロに。6.3万にが「いいね」を押して、X(旧Twitter)で話題になったのです(2024年3月22日時点)。
【獣医師取材】飼い主さんに密着して眠る犬の気持ち
犬用ベッドよりも、飼い主さんに密着して寝たかったちゃちゃちゃん。飼い主さんに密着して眠る犬の心理をいぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生にお聞きしました。 原駿先生: 「犬が飼い主さんに密着して眠るのは、『安心感を得たい』という気持ちのあらわれだと考えられます。犬にとって飼い主さんは家族だから、一緒にいると安心できるのです。また、飼い主さんの温もりで快適さを感じている可能性もあるでしょう」 ――飼い主さんがソファやベッドに移動すると必ずやってくる場合は、どういう理由が考えられますか? 原駿先生: 「『飼い主さんと一緒にいたい』『甘えたい』気持ちが隠れているのかもしれません。愛犬に密着されたときは優しくなでる、穏やかな声で話しかけるなどしてあげましょう。ベッドの上だと狭く感じるかもしれませんが、無理に離そうとせず犬の気持ちをくんであげながら接すると、よりいい関係を築けると思います」 愛犬の気持ちを理解することが、いい関係を築くひけつのようです。 写真提供・取材協力/@chacha210309さん/X(旧Twitter) (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/小崎華 ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室