特殊詐欺の「出し子」容疑で東京の50歳男逮捕 和歌山県警
和歌山県警組織犯罪対策課と和歌山北署は20日、和歌山市の60代女性から現金など計380万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京都新宿区新小川町のアルバイト、日比野正裕容疑者(50)を逮捕した。「金は引き出したが、だまし取ったものとは思わなかった」と容疑を一部否認しているという。 【イラストでみる】「自分は大丈夫」は危険 変化する詐欺の手口 逮捕容疑は、何者かと共謀して今年1月30日~2月9日、「内閣サイバーセキュリティーセンター職員」などをかたり、女性に「あなたの携帯電話が悪用され被害に遭った人がいる」「サイバー保険に加入すれば問題ない」などと電話し、電子マネー30万円と現金350万円をだまし取ったとしている。 署によると、2月13日に女性から届け出を受け捜査していた。日比野容疑者は「出し子」とみられ、東京都内の地下鉄の駅のATMで現金を引き出しているところが防犯カメラに映っていたという。