「タケの独壇場」「手がつけられない」16戦無敗の強豪から1G1Aの久保建英をソシエダ番記者が絶賛!指揮官の起用法や“過剰な要求”に苦言「彼が去った日、我々が受けるショックは大きい」【現地発】
起用法を疑問視せざるを得ないことが度々あった
私はこれまでも繰り返し強調してきた。「タケ・クボ(久保建英)はいつもそこにいる。彼は決して失望させない」と。だからこそ、このシーズン序盤、起用法を疑問視せざるを得ないことが度々あった。 【動画】久保建英の圧巻ゴラッソ&絶妙アシスト 年明けのアジアカップ参戦を境にパフォーマンスが低下した昨シーズンの教訓をもとに、後半戦にピークを持っていこうと出場時間を調整しているのであれば理解はできるが、真相は定かではない。 地元オランダのあるメディアのインタビューで、元レアル・ソシエダのGKサンデル・ヴェステルフェルトは「クボがまだプレミアリーグでプレーしていないのはおかしい」と語った。全くその通りだと思う。タケはとっくにそのレベルに達しているからだ。にもかかわらず、ソシエダではその実力に見合ったステ-タスを与えられていない。 先日のアスレティック・ビルバオ戦での途中交代はその典型例だろう。宿敵との大一番で1点のビハインドを背負い、残り30分。もちろんイマノル・アルグアシルにはれっきとした理由があったのだろうが、外野からは決して理解することができない監督の判断だった。 確かにプレーの精度を欠くことはある。個人プレーに走ることもある。しかしタケはクレバーで、自信と闘争心に溢れ、予測不可能で、小生意気で、左右の足をそん色ないレベルで使いこなし、両サイドに加え、トップ下もこなす万能性を持ち合わせ、バルセロナ戦で実証したように、フィジカル面でもメガクラブが要求するレベルに近づきつつある。 フィニッシュワークに向上の余地があり、ゴール前での冷静さが少し足りないのは事実だ。つまり1ゴール・1アシストを記録したアヤックス戦のような活躍を見せていけば、さらに手がつけられない選手になるはずだ。 タケに対する要求が過剰なのではないだろうか。今のうちにソシエダでプレーしている有難みを噛み締めておかないと、彼が去った日、我々が受けるショックはそれだけ大きなものになるだろう。 そしてその時に、タケがどれだけ優秀で重要な選手だったかを思い知らされることになるはずだ。移籍マーケットという大海には、彼に飛躍の時が来たと信じて疑いないサメがわんさかいる。幸いタケのラ・レアル愛は本物だが、その日がいつ訪れてもおかしくない状況だ。
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