J2降格決定の札幌 本拠地・札幌ドームさらに収益悪化の懸念…SNS上には「解体」主張も
J1札幌のJ2降格が決定したことで、札幌ドーム(現・大和ハウスプレミストドーム)の未来がさらに絶望視されている。 19位の札幌はアウェー広島戦を翌日に控えた30日、残酷な現実を突きつけられた。この日、17位・柏が神戸と引き分け、勝ち点を41としたため、札幌は残り2試合で40までしか伸ばすことができず、降格圏となる18位以下が確定した。 今季は出遅れが響いて、2017年から8シーズン戦った舞台を死守できなかった。降格を受けて三上大勝GMはこの日、公式ホームページで「北海道コンサドーレ札幌にかかわる全ての皆さまのご期待に応えられなかったことを深くお詫び申し上げます。今年味わった悔しさを糧に、これからの険しい道のりの中で、今まで以上の大きな力をつけて国内最高峰リーグに戻って来ます」と声明を発表した。 本拠地スタジアムとして使用してきた札幌ドームは、プロ野球日本ハムが本拠地球場を移転したことなどで収益は悪化の一途。赤字が拡大する中、舞台をJ2に移せば、アウェーチームの動員は大きく減らすことになり、ドーム側の収益にも大きな影響が出るのは確実だ。 それだけにSNS上には「コンサドーレJ2落ちたんか。札幌ドームどうすんのマジで」「札幌ドームは今よりもっと収益減るってことだよね。経営大丈夫か…屋内型のサッカー専用スタジアム作った方が安く済むとかはないか…」と言った指摘が相次いだ。 さらに過激なのは、札幌のJ2降格をきっかけに「解体」の2文字を提案する声もある。あまりに急進的な考えだけに、すぐに実現するとは思えないが、札幌は1年でJ1に復帰して本拠地を支えていく存在となれるのだろうか。
東スポWEB