八王子・東京たま未来メッセでクリスマス市 「エシカルマルシェ」も同時開催
京王八王子エリアの店などを集めたマルシェ「ケイハチクリスマスマーケット」が12月8日、東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3)で行われる。(八王子経済新聞) 【写真】会場となる「東京たま未来メッセ」 京王八王子駅周辺の店が所属する京王八王子商店会が企画した。2022年に初開催し、今回が3回目。昨年は約2万5000人が来場した。ヨーロッパでクリスマス前にさまざまな店が集まり、クリスマス用品を販売する「クリスマスマーケット」をモチーフにし、施設1階の展示室4部屋全てを使って行う。 会場には「ファミリーバザール」「グルメストリート」「ヒーリングガーデン」「エシカルフォレスト」の4エリアを設け、物販や体験、飲食などのブースを展開する。出店数は約70。 カフェ「Brasserie BASEL(ブラッスリー・バーゼル)」、けいの家、麺笑飯店、呑食ウイスケ、古書店「まつおか書房」、レストランバー「SCENE」、「Firenze BAR ADOMANI(フィレンツェ・バール・アドマーニ)」、東華飯店、カフェ「Dia. COFFEE」、不動産店「タイズホーム」など商店会所属の店が多く出店を行う。 古民家ダイニング「となりわ」、菓子店「森のこびと」など地域外で商店会には所属していないが、イベントの趣旨に賛同した店やハンドメード作家、八王子の繊維関係企業などから成る組織「八王子ファッション協議会」なども出店する。一部ブースでは物販と合わせてワークショップを行う。 「エシカルフォレスト」エリアでは、東京都が2022年から展開しているプロジェクト「TOKYOエシカル」と連携した企画「TOKYOエシカルマルシェ」が行われる。同企画には「まちの駅八王子 CHITOSEYA(ちとせや)」(八王子市八日町)、チョコレート専門店「ママノチョコレート」(港区)、「カッポレエプロン」、エシカルウェディング協会、障がい者のアートを配信するサービスを行う「ParaCanvas(パラキャンバス)」が出展する。 八王子市内でエシカルに取り組む団体として、勤労食(愛知県刈谷市)と協働し、八王子産米を使った日本酒「高尾の天狗」の製造時にできる米粉から「食べられるスプーン」を開発した創価大学理工学部丸田ゼミと同大野村ゼミ、木製品の製造・販売などを手がける「kitokito」(八王子市川口町)も参加する。 八王子市消費生活センターの奈良貴代所長は「リサイクルやリユース、エコバッグ持参など日本人は生活のあらゆるところでエシカルな行動を取っているが、それがエシカル消費だとは結びつけられていない。多摩地域でエシカル消費を普及・啓発したいと思い、東京都と八王子市が連携して行う。都によるマルシェや八王子市内でエシカルに取り組む団体の出展を見れば、エシカルが分かりやすくなるのでは」と話す。 ステージでは、八王子市立いずみの森義務教育学校、八王子市立由井中学校、八王子市立第5中学校の吹奏楽部が演奏を披露する。日本工学院八王子専門学校、多摩地区を拠点に活動するビッグバンド「ビックバンドPino」「Funny Fellows Jazz Orchestra」、新体操クラブ「LumiereRG」も出演する。八王子市消費者生活センターの企画として、落語家の三遊亭吉馬さんによる「エシカル出前寄席」、ハンドベルグループ「ぽこあぽこ ハンドベルアンサンブル」の演奏披露も行う。 施設前の広場「えきまえテラス」(八王子市片倉町)では、「ケイハチキッズディスカバリー」を同時開催する。キッズハンモックを用意するほか、縁日やライブパフォーマンスなども行う。インド・スリランカカレーやアーユルヴェーダ料理などを提供する「ミリス」(三崎町)などのキッチンカーも並ぶ。 商店会の副会長で、整体サロン「ヒーリングサロン レプス」(明神町2)店主の吾妻優さんは「京王八王子駅を中心に面として広いエリアに店があるので、なかなか店が集うことがない。京王八王子を盛り上げ価値を上げたいので、イベントをきっかけにみんなが集まることで地域を盛り上げていくのも狙い。商店会のイメージアップにもつながっているし、イベントをきっかけに会に入ってくれた店もある」と話す。 「今回は過去最大規模。クリスマスマーケットということで、洋菓子を販売する店や子ども向けの手作りワークショップを行うところが多い。クリスマス用品を買いに来るのがコンセプト。クリスマスのムードを盛り上げてほしい」とも。 開催時間は10時30分~16時30分。入場無料。
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