【ヤクルト】今季2度目悪夢の逆転サヨナラ負けで4連敗...9回2死から田口が坂倉にV打浴びる 石川6回2失点で2勝目権利も消滅
■プロ野球 広島 4×-3 ヤクルト(27日・マツダスタジアム) ヤクルトは広島にサヨナラ負けを喫し4連敗。試合は1ー1の同点で迎えた5回裏、先発・石川雅規(44)が8番・菊池涼介(34)に第5号ソロ本塁打を浴び2ー1に。打線は終盤7回表、8番・松本直樹(30)の適時二塁打で再び試合を振り出しに戻すと、代打・山田哲人(31)の犠飛で勝ち越した。しかし9回裏、2死一、二塁から5番手・田口麗斗(28)が7番・坂倉将吾(26)にレフトへの逆転打を放たれ試合が決まった。 前日の試合では2点を追う3回表、長岡秀樹(22)の適時打で1点差に迫るも中盤リードを広げられ3連敗を喫した。この試合の先発・石川は前回登板となった2日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で5回無失点、雨天コールドでの完封勝利を飾りNPB史上初の入団1年目から23年連続勝利をマークした。 打線は1回、広島の先発・アドゥワ誠(25)に対し、先頭の丸和郁(24)が見逃し三振。2番・山崎晃大朗(30)が左安打で出塁すると続く3番・長岡も右安打で繋ぎ1死一、三塁とチャンスを作った。迎えた4番・村上宗隆(24)の打球をショートを守る小園海斗(24)が落球。三塁走者の山崎が本塁へ生還し先制に成功した。 その裏、石川の立ち上がりは先頭の・秋山翔吾(30)に中安打を放たれると2番・野間峻祥(31)の打球を石川が悪送球。無死一、三塁とピンチを背負った。3番・上本崇司(33)を中飛に打ち取るも4番・小園の二ゴロの間に秋山が本塁へ帰り同点に追いつかれた。 1ー1のまま中盤に入り5回裏、石川が1死走者無しから8番・菊池にレフトスタンドへの勝ち越しソロ本塁打を浴び2ー1とリードを許した。 1点を追う打線は終盤7回表、1死から6番・武岡龍世(23)がセカンドを守る菊池の後逸により出塁すると続く7番・オスナ(31)は中安打で繋ぎ1死一、二塁に。チャンスで8番・松本直が左中間を破る適時二塁打で再び同点に。試合を振り出しに戻した。さらに広島の2番手・塹江敦哉(27)に対し、代打・山田の打球は中犠飛となり勝ち越した。 1点リードで7回裏からは2番手・大西広樹(26)がマウンドに上がり広島打線を無失点に抑えた。 そのまま8回裏は3番手・木澤尚文(26)、4番手・山本大貴(28)が走者を背負うも無失点に。しかし9回裏、田口麗斗(28)が登板するも先頭の3番・上本に右安打を放たれ出塁を許すと4番・小園に送りバントを決められ1死二塁に。5番・堂林翔太(32)から空振り三振を奪い2死とするも6番・石原貴規(26)に四球を与え2死一、二塁に。迎えた7番・坂倉にレフトへの逆転サヨナラ二塁打を浴び試合終了。ヤクルトは1点差を守り切れず、今季2度目のサヨナラ負け。4連敗を喫した。