ジョルジーニョの契約延長で改めて問われるトーマスの将来 ライス、ウーデゴーとの中盤は強力だが……
夏にはもう1人MFを取りそうだ
アーセナルはMFジョルジーニョとの1年の契約延長を発表した。もともと1年間の契約だったが、今季は23試合に出場しており、3-1で勝利したリヴァプール戦を筆頭に素晴らしいパフォーマンスも見せた。フル稼働は難しいが重要な選手であることが伺い知れる。 一方、この契約延長で改めて立場を問われているのがMFトーマス・パルティだ。トーマスはここ数試合、マルティン・ウーデゴーとデクラン・ライスとともに強力な中盤を形成している。さすがのパフォーマンスだが、彼が出場できたのは今季わずか631分。負傷で大半を棒に振っていた。 英『football.london』は、ジョルジーニョの契約延長によってトーマスの将来に再び疑問が生じたと報じている。夏にはレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディなどMFを補強すると見られており、稼働率の低いトーマスをどうするのかという問題が首をもたげる。ジョルジーニョというベテランは確保したわけで、より長期的な視野に立てば残り1年の契約となったトーマスを放出するほうがいいのかもしれない。 出場すれば無双のパフォーマンスを発揮するだけに悩ましいが、財政面から考えても給与の高いベテランのトーマスを放出するのは理にかなっている。一時は絶対的な存在だったガーナ代表MFだが、アーセナルを離れるときが迫っているのか。
構成/ザ・ワールド編集部