【MLB】メッツがデービッド・ライトの背番号「5」を永久欠番に 球団10人目 来年7月セレモニー開催へ
日本時間12月14日、米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が報じたところによると、メッツはチーム一筋で活躍したスター三塁手デービッド・ライトの背番号「5」を永久欠番にする予定のようだ。来年7月19日(現地時間)に本拠地シティ・フィールドで行われるレッズ戦において、セレモニーが開催される予定だという。なお、ライトはメッツの球団殿堂入りも決定。球団殿堂入りと永久欠番が同時に決まったのは、メッツでは名投手トム・シーバーに次いで2人目だ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ライトは2001年のドラフト全体38位指名でメッツに入団。2004年にデビューすると、メジャー2年目の2005年から4年連続で打率3割・25本塁打・100打点・OPS.900を達成。2007~08年には2年連続でシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞するなど、球界を代表するスター三塁手となった。キャリアの後半は相次ぐ故障に悩まされ、数字を伸ばすことができなかったが、通算1585試合に出場して1777安打、打率.296、242本塁打、970打点、196盗塁、OPS.867をマーク。オールスター・ゲーム選出は7度を数え、わずか2試合の出場に終わった2018年を最後にユニフォームを脱いだ。 メッツの永久欠番は、全球団共通のジャッキー・ロビンソンの「42」を除くと、ギル・ホッジスの「14」、ドワイト・グッデンの「16」、キース・ヘルナンデスの「17」、ダリル・ストロベリーの「18」、ウィリー・メイズの「24」、マイク・ピアッツァの「31」、ジェリー・クーズマンの「36」、ケーシー・ステンゲルの「37」、トム・シーバーの「41」に次いでライトが10人目。背番号「5」はライトが引退した2018年以降、メッツでは誰も着用していなかった。 なお、メッツはかつて「アメリカ野球殿堂入りを果たした選手を永久欠番にする」という方針をとっており、永久欠番はそれほど多くなかった。しかし、近年は永久欠番の基準を緩和し、グッデン、ヘルナンデス、ストロベリー、クーズマンといった球団史に残るスター選手たちが続々と永久欠番に。ライトもアメリカ野球殿堂入りは難しいとみられるが、メッツの歴史に残るスター選手として、永久欠番&球団殿堂入りという栄誉を与えられることになった。