ユーロスター、運賃もサービスも最低 欧州鉄道会社調査
【AFP=時事】欧州鉄道会社27社の業績や運賃、サービスなどを比較した調査で、英国と欧州大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスターが最下位となった。首位はイタリアの民営鉄道トレニタリアだった。 【写真】独ベルリン中央駅に停車した夜行列車 非政府組織(NGO)「交通と環境(T&E)」が9日に公表した調査によると、ユーロスターは欧州鉄道会社の中で最も業績が低い上に運賃が高く、サービスの信頼性も低いとの結果が出た。 T&Eは「乗車料金とサービスとの間に相関関係はない」と指摘。ユーロスターについて、「1キロ当たりの運賃が欧州平均のほぼ2倍にもかかわらず、それに見合うサービスを提供できていない」としている。 調査では、中長距離路線を対象に8つの基準が検討された。最も重視されたのは運賃で、その他、信頼性、割引プログラム、遅延時の補償方針、乗車体験、夜行列車の運行、自転車スペースの有無などが比較された。 上位5位はトレニタリアに続き、スイス連邦鉄道(SBB)、チェコ民営レギオジェット、オーストリア国営連邦鉄道(OBB)、フランス国鉄(SNCF)の順。 調査では、すべての鉄道会社が定時運行の改善に取り組む必要があると指摘された。【翻訳編集】 AFPBB News