「他社より断然マシ」…沈黙を続ける”キーマン”斎藤元彦知事のPR会社女性社長の「評判と逆襲」
71万5000円を支払っていた
兵庫県知事選(11月17日投開票)を巡る混乱は新たなフェーズに突入したようだ――。 【画像あり】斎藤知事 「えっ…!!」と目を見開き マスコミに対し「驚いた表情で……」 12月2日、神戸学院大の上脇博之教授と郷原信郎弁護士が、斎藤元彦知事とPR会社の折田楓社長に対し、兵庫県知事選を巡る公職選挙法違反(買収と被買収)の疑いで刑事告発した。 折田氏が『note』にアップしたコラムが起点となっており、郷原弁護士は 「SNS広報戦略など全般的に依頼していたことは疑いがない。その対価として5項目を名目にして71万5000円を支払っていた」 と主張している。 一方の斎藤知事は 「公職選挙法に違反しないと認識している。代理人弁護士に対応をお願いしている」 とコメント。斎藤知事側がPR会社に払った71万5000円は「ポスター関連費用」という認識だ。 ただ、捜査当局の本気度はうかがい知れない。 ◆誰よりも汗をかき盛り上げた 「折田氏の関与の“度合い”が焦点になるが、捜査には少なく見積もって1年はかかるでしょう。立件できたとしても裁判の長期化は確実。不起訴になったとしても、検察審査会に持ち込んで再審査となるのではないか。いずれにせよ、兵庫県政は停滞を余儀なくされる。当局も悩みどころでしょう」 とは法曹関係者の弁だ。すべてを知る“キーマン”、折田氏は依然として沈黙を続けている。 「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏は11月25日、堀江貴文氏とのオンライン対談で折田氏の近況についてこう話していた。 「本人も悪いことをしている自覚もないし、反省もしていないからnoteを消していない。ワケのわからない攻撃を受けてどうしたらいいのかと。(立花氏が)『全然問題ないよ』というユーチューブ(の動画)をつくったら、人を経由して『喜んでました』と(連絡が)来た」 ただ、真偽のほどは不明だ。 「立花氏は“郷原弁護士の行為は虚偽告訴罪にあたる”とXで断言。郷原弁護士を告発する構えを見せています」(全国紙記者) 捜査が始まれば、折田氏は任意の聴取に応じざるをえないだろう。彼女の仕事ぶりを間近で見た在阪ワイドショー関係者はこう話した。 「SNSの過去の投稿を見た人々からは“キラキラ女子”扱いされ、斎藤知事サイドには仕事ぶりを『盛った』とまで言われました。ただ、私が見た限り、彼女は選挙戦の現場でちゃんと汗をかき、笑顔で陣営を盛り上げていました。街頭演説会場の仕切りもやっていた。斎藤知事やその仲間たちとも普通に会話をしていた。そこらのPR会社と比べたら全然マシだと思いました」 そしてこう続けるのだった。 「noteの記述やこれまでの言動を見れば、彼女が公選法に疎かったのは間違いないと思う。でもここまでボロカスに言われて、はたして本人は納得しているのか。彼女は自らの働きぶりを見せて、背中で部下を引っ張っていくタイプ。部下たちも黙っていないでしょう」 すでに一部マスコミが折田氏や部下に接触を試みているという。“パンドラの箱”を開けるのは捜査当局か、それとも――。
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