年末年始、ものを捨てられない親へのスムーズな伝え方。片付けの強要はNG
実践しやすい整理収納のコツをレクチャーする
冷蔵庫に賞味期限ぎれの食材があり、処分に納得してもらえたなら、ついでに賞味期限を忘れないための収納の仕方を提案してみましょう。それが、簡単なやり方なら、変える気になってくれるはずです。 たとえば私の場合、冷蔵庫の手前には日付の古いもの、買ってきたばかりの日付の新しいものは必ずその後ろへしまう、というやり方をしています。こうするだけでも、賞味期限ぎれの食品をうっかり忘れないので、ぜひ取り入れやすい方法を提案してみてください。
自分でできそうなら、やってもらうのがいい
親の年齢にもよりますが、もし自分たちでできるようであれば、片付けることで得られるメリットを伝えて、自分たちでやってもらいましょう。 【片づけることで得られるメリット例】 ・ものが少ないほうが、安全だ ・ものが少ないほうが、探し物をしなくてすむ ・ものが少ないほうが、同じ商品を買ってしまうなどのムダもなくなる 片づけが苦手な人こそ、「○○しないと、△△になってしまうよ」と言われるより、「○○すれば、◇◇ないいことがあるよ」と言ってもらう方がやる気が出るものです。 年末年始は、親世代と顔を合わせることもあるでしょう。親の暮らしにものが多すぎると気づいたら、片づけのメリットをなごやかに伝えることから始めてみてはいかがでしょうか?
原田さよ