夏の“オールブラック”三銃士！敏腕スタイリストが3者3様の真っ黒コーデを披露

敏腕スタイリスト3名による、夏の“オールブラック”コーデを大公開！全員真っ黒、なのに個性が際立つ3者3様のスタイルは圧巻だ。 ▶︎すべての写真を見る 「今まで避けてきた」と話す“挑戦服”にもご注目あれ。

「真っ黒なシャツとスーツをゆるく着たい」

［Profile］ファッションメディア、著名ミュージシャン等のビジュアルメイク、伝統工芸を取り入れたアート個展のディレクションなど、その活動は多岐にわたる。スーツの着こなしにも定評あり。スーツ＝コモリ　サンダル＝リグ × ノンネイティブ　サングラス＝アイヴァン　ベルト＝コム デ ギャルソン × ウルフズヘッド

三田真一さん 「体感的にも見た目にも暑苦しく、これまで夏の黒いシャツやスーツは避けてきました。でも薄手コットン素材のコモリのシャツを入手して、今年の夏は全身黒を解禁。 タックアウトして袖のボタンも外したりと、ゆるさを表現すれば涼しいし重たく見えない。足元もビーサンで、とことん軽快に」。

私物

［挑戦服］真っ黒なシャツ 薄くて柔らかく、通気性も高い手織りのカディコットンで仕立てたシャツ。透け感があるため、オールブラックでも軽快に見える。肩が落ち、身幅にゆとりがあるため一枚でもサマになる。

「定番のオールブラックにプルオーバーが味になる」

［Profile］雑誌、映像作品を中心に多くの著名人のスタイルを手掛ける。無類のゴルフ好きとしても知られるが、コースに出てもウェアは派手色を避けて、必ず黒を着用するのがモットー。デニム＝ファクトタム　サンダル＝ウーフォス　サングラス＝アイヴォル

石黒亮一さん 「台襟の付いたシャツを着るのは、冠婚葬祭ぐらい。そのうえプルオーバーとなると、より個性的で今まで遠い存在でした。 ですが、プリントT感覚で無造作に着ると、大人っぽさと遊びのある感じがバランス良く、年齢的にもちょうどいい。好みの全身ブラックは変わらず、モノ選びで楽しんでみました」。

2万9700円／ソニック・ユース × ヒステリックグラマー

［挑戦服］プルオーバーのシャツ 背面には、アーティストのマイク・ミルズが描いたお馴染みの“ウォッシングマシーン”が描かれる。

2万9700円／ソニック・ユース × ヒステリックグラマー

コットンオックス生地のボタンダウンタイプは、ノンアイロンで着てもサマになる。

「メッシュショーツのスポーツ感で定番色コーデに変化を」

［Profile］雑誌、広告、映画、CMなどで活躍。アメリカントラッドなどのオーセンティックなスタイルを現代風にアップデートさせる職人として名高い。ワイン通としても知られる。Tシャツ＝バトナー　スニーカー＝サロモン　キャップ＝Ofr.　腕時計＝カルティエ　サングラス＝グローブスペックス

小林 新さん 「近年の夏は暑すぎるので、ゆるっとはけるショーツをあれこれ試して、結果思い切り遊びの利いたメッシュ素材のカーゴタイプに行き着きました。 バスケができそうなぐらい通気性が良く、しかもプリーツ入りできれい。上下黒なら、ユニークなデザインも許容してくれます」。

3万5200円／ニート

［挑戦服］メッシュ&ワイドのショーツ パンツブランド、ニートが定番カーゴショーツをメッシュ仕様にアレンジ。90年代のスポーツブランドの名作を想起させるデザインは、2枚重ねの構造で透けない。