中学受験直前期!親はどうサポートしたらいい? 「今までの頑張りを自信につなげる最終調整を」
中学受験本番が近づいてきました。12月、1月の直前期は何をしたらいいのでしょう? 過ごし方のポイントや親のサポートについて、プロ家庭教師のきょうこ先生こと安浪京子先生に聞きました。子育て・教育情報誌「AERA with Kids2024年冬号」(朝日新聞出版)から紹介します。 【ランキング】早慶への「合格率」が高い首都圏中高一貫校トップ30(全6ページ) ■受験本番間近!親子ともにソワソワ 早いところではもう年内入試がスタート。しかし多くの受験生は1月、2月に入試本番を迎えます。親子ともに落ち着かなくなるかもしれませんが、ここからは今までの頑張りを自信につなげる最終調整が大切です。 勉強面はもちろんのこと、生活面、精神面のサポートが大きな鍵を握ります。 そして最終日には、今まで取り組んできたテキストやテスト、ノート類などを全て積み上げてみてください。「こんなにやってきたんだね」と素直なねぎらいの言葉が出てくるでしょう。それこそが子どもの自信につながります。 ■「増やす」から「減らす」へシフトチェンジ 多くの中学受験生は、2学期以降、とても忙しい日々を送ってきたことと思います。 小学校では秋の行事もたくさんありますし、塾では平常授業に加えて志望校別などの特訓授業が始まり、模試の回数も増え、さらに過去問……と本当によく頑張ってきましたよね。 でも、12月が過ぎ、入試まで残り1カ月を切ると、もうそんなにたくさんの課題に取り組むことはできません。ここまできたら、残された日数でやるべきことは何かを、親子でしっかり話し合う必要があります。 勉強に関しては、「過去問」と「ルーティン」です。 「過去問」はやみくもに解き散らかすのではなく、「どうすれば点数が取れるのか」を冷静に考えましょう。また、これから解く過去問も「可視化」が子どもには有効です。過去問はできるだけ本番の試験用紙と同サイズにプリントし、年度別、科目別に分けます。「入試本番までにこれだけやればいい」という量を目に見える形で提示してあげると、子どもも頑張ることができます。