ジャイアント馬場さんも巻いたNWA王座が35年ぶりに全日本プロレスに登場!若手が挑むも奪取ならず!
29日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『スーパーパワーシリーズ2024』が開催。EC3が本田竜輝を下してNWA世界ヘビー級王座の防衛に成功した。 NWA世界ヘビー級王座は、日本のファンには1974年にジャイアント馬場さんがジャック・ブリスコから奪取した王座として知られているNWAが管理するシングル王座。大元のルーツを辿れば約120年前の王座にまで遡るなど歴史と権威が詰まったベルトだ。 今回は全日本プロレスで35年ぶりにNWAヘビー級王座戦が行われることとなり、第137代王者としてEC3(イーサン・カーター3世)が来日。全日本ヘビー級の未来を担う本田竜輝が挑戦した。
試合序盤はクラシカルなレスリングに始まるが、圧倒して見せたEC3が本田に拍手して見せる余裕を誇示。ブチ切れた本田が場外戦で暴れまわるが、EC3がフェイスロックで動きを封じ、バックドロップからスリーパーホールドに捕らえる。 このまま終わってしまうかと思われたが、本田は強引にバックドロップでぶっこ抜き、ラリアットやジャーマン・スープレックスで畳み掛けるパワーファイトであと一歩のところまで追い込む意地を見せる。 これを受けきったEC3は、カウンターのルー・テーズ・プレスやラリアットを叩き込んで逆転しワン・パーセンター(※変形スナップメア・ドライバー)。さらにダブルアーム・パイルドライバーで突き刺して3カウントを奪った。 バックステージに戻ったEC3は「NWAとオールジャパンの歴史はそれはそれは深いものだ。世界でも名が知られているこのオールジャパンに俺は必ず戻ってくる。偉大なるプロフェッショナル・レスリングがこのリングにはまだ生きている」と継続参戦を希望し、敗れた本田の隣りに座って一緒に写真撮影を行うなどのフランクさも見せていた。
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