カウントダウンはすでに始まっている? 例年の争奪戦の激しさを物語るクリスマスケーキ。
マンダリン オリエンタル 東京
独創的な雲をイメージしたケーキ『KUMO®』で知られるマンダリン オリエンタル 東京は、今年もエグゼクティブ ペストリーシェフのファビアン・マルタン氏が自ら考案したクリスマスケーキを6品展開する。 日本橋という場所柄、同じように日本橋の“顔”である千疋屋総本店とのコラボレーションで誕生した『千疋屋クイーンストロベリープレミアムショートケーキ』は今年も登場。希少な香川県産の女峰をふんだんに用いたぜいたくな一品で、オレンジとバニラのシロップを染み込ませたスポンジのおかげでフルーティーさを後押し。クリームも軽やかで「至高のショートケーキ」と自賛するのもうなずける。 もうひとつの台数限定ケーキは、オーソドックスなチョコレートケーキ……のはずが、もうそのユニークなプレゼンテーションだけでクリスマスのわくわく感が爆上がりする『クリスマスプレゼント』。ヘーゼルナッツを練り込んだチョコレート「ジャンドゥーヤ」を土台に、割ってみると中にはチョコレートのビスキュイ、クリーム、ムースなどがぎっしりと詰め込まれている、まさにプレゼントを開けるようなお楽しみが待ち受けている。なめらかで濃厚、さまざまなテイストが織りなすリッチな味わいでしっかり満たしてくれる、プレミアムなチョコレートケーキだ。 マンダリン オリエンタル 東京 住所/東京都中央区日本橋室町 販売場所/ザ マンダリンオリエンタル グルメショップ 予約期間/ 千疋屋クイーンストロベリープレミアムショートケーキ: 12月10日(火)まで、引き取り日の15日前まで クリスマスプレゼント:受付中~ 12月12日(木)まで 受取期間/12月16日(月)~25日(水) 予約・問い合わせ/motyo-fbres@mohg.com 0120-806-823(受付時間 9:00~21:00)
ザ・リッツ・カールトン東京
ザ・リッツ・カールトン東京のエグゼクティブペストリーシェフのジョン・ツーカン氏は今年で勤続10周年を迎える。マレーシア出身の氏が手がけるスイーツは毎年そのユニークネスが注目を集めるが、今年のクリスマスにはいかにもツーカン氏らしいデザインが登場した。 『チョコレート シトラス チェスナッツケーキ』は、マレーシアの伝統家屋「ロングハウス」をかたどったお菓子の家に、栗のケーキが入っている。昔ながらのロングハウスでは家族や親せきが大勢でわいわい住むもので、その楽しさや和やかな雰囲気をクリスマスの集まりにも投影する。しっとりした生地に栗やチョコを大き目に砕きチャンキーな食感。ほんのりと感じるシトラスの香りと酸味のおかげで、軽く仕上がっている。栗の香りを壊さず、甘みと酸味とが見事に調和しており老若男女問わず愛される味。家族など大切な集まりにぴったりだ。 4種類の新作ケーキのうち、もうひとつ気になるのは『ジャスミン グレープフルーツ ラズベリーケーキ』。重めなクリスマスディナーの後に、と軽めのケーキが考案される傾向にあるのはもちろんなのだが、なかでも飛び抜けてさわやかなムースケーキだ。ジャスミンムースにライチクリームと、南国の香りに加えグレープフルーツとラズベリーマーマレードが酸味を与えさっぱりと食べられる。まるで夏のデザートかと思われるほどのさわやかぶりは、おなかがいっぱいでも「これなら……」と手が出る一品ではないだろうか。 ザ・リッツ・カールトン東京 住所/東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン 販売場所/ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ(1階) 予約期間/受付中~12月10日(火)まで 受取期間/12月20日(金)~25日(水) <<予約窓口はこちら お問い合わせ/rc.tyorz.restaurant.sales@ritzcarlton.com Text:Shie Iwasa
朝日新聞社