New Relic、オブザーバビリティプラットフォームを生成AIアシスタント「Amazon Q Business」に接続
米New Relicは現地時間2日、複雑なワークフローを効率化するために、オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」内の生成AIアシスタント「New Relic AI」を、Amazon Web Services(AWS)のエンタープライズ向け生成AIアシスタント「Amazon Q Business」に接続すると発表した。 New Relicのインテリジェントなオブザーバビリティプラットフォームを、Amazon Q Businessに接続することで、New Relicは合理的な深い洞察とレコメンデーションを提供すると説明。この協業により、Amazon Q Businessのビルトイン検索拡張生成(RAG)機能と、New Relicのテレメトリーデータおよびインテリジェンスを統合し、企業がアプリケーションパフォーマンスの低下、サーバーの不具合、ネットワークのボトルネックなどの運用上の問題を迅速に検出し、解決することを支援するとしている。 連携により、自然言語を活用して情報にアクセスして、サマリーを生成し、企業システム内の情報に基づいてタスクを安全に完了でき、問題解決における障壁を下げ、解決を迅速化する。 特定のサービス、ホスト、システムコンポーネントにクエリを実行して、現在のパフォーマンスデータから得られたパフォーマンスに関する洞察を取得し、それを過去の傾向やベストプラクティスと比較して、最新の本番環境情報に基づく詳細な洞察と実用的なレコメンデーションを提供する。 アプリケーションの健全性に関する詳細な分析に基づいて、高度な洞察と合理的なレコメンデーションをレポートし、インシデントによるビジネスへの悪影響を防止または軽減する。 Amazon Q Business内で情報や洞察を直接表示可能で、New RelicインターフェイスとAmazon Q Businessインターフェイスを切り替える必要がなく、より迅速な問題解決を可能にする。 また、Amazon Q BusinessとNew Relic AIが連携して、調査やインシデント対応タスクを自動化する。これにより、人的労力を排除するとともに、ヒューマンエラーを防止し、ベストプラクティスを実施できるとしている。 New Relic AIは、Amazon Q Businessのプラグインとして利用でき、近日中にすべての顧客に提供される予定。
クラウド Watch,三柳 英樹